Precaution

ブルマン金具使用注意事項

01.締結部の清掃

接合する鋼材面に、モルタルや泥及び油等が付着している場合は、除去してから取付けて下さい。上記、異物を挟んだままブルマン金具を締め付けた場合、所定の耐力が得られないおそれがあります。

清掃後に設置されているため、しっかりとした耐力で接合されています。

02.取付方法

ブルマン金具のボルトは、H形鋼フランジ等を挟んで締め付ける構造になっていますので、必ず両側のボルトを相手鋼材に喰い込ませて下さい。片押しになった場合、負荷時に金具が外れるおそれがあります。

両側どちらのボルトも3mm以上出ており、また、H形鋼フランジの先端が一番奥に接し、確実に締結されています。

03.本締

【ラチェットでの本締め】
トルクレンチ以外での本締は厳禁です。

【トルクレンチでの本締め】
規定締付けトルク300N・mで正しく締め付け、カチンと音がするまで締めて下さい。

施工時の締付トルク【300N・m】の徹底
●専用トルクレンチ
衝撃厳禁
  • 精密工具の為、乱暴に扱わないで下さい。
  • 使用後は倉庫・ロッカー等に保管下さい。

専用トルクレンチはデジタルトルクアナライザーを使用して
300N・mに校正後、出荷しております。

専用トルクレンチ
ボルト食い込み跡
専用トルクレンチ使用
手締め

04.マーキング

片側のボルトに必ずマーキングをして下さい。
(確認が容易に出来る側)

05.点検・管理

本締め後には、カラースプレー等でマーキングして、締め忘れがないようにして下さい。締め忘れて負荷がかかれば、金具が外れる危険性があります。

マーキングのズレなく、しっかり締め込まれています。

作業後の元請様ご確認お願いします。

06.禁止事項

3枚以上重ね締結厳禁

鋼材を3枚以上の締結は禁止です。

すき間空け締結厳禁

銀材とブルマンをすき間を空けて締結するのは禁止です。

鋼材の吊り上げ等厳禁
(軸方向の引張厳禁)

ブルマンを取付けた後に、その鋼材を吊り上げ等本来の用途以外の使用は禁止です。

打撃厳禁

ブルマンを取付け後、位置を直すため等にハンマー等で叩かないで下さい。大きな衝撃を加えると、ボルトの先端が欠け耐力が低下します。

火気厳禁

ブルマン本来の性能が発揮出来ず、接合部の耐力が低下します。
また、スクラップとなります。

構台スロープ部厳禁

スロープ部等の挟み込む鋼材 2枚が面で重なっていない状態での締結は禁止です。

高サイクル振動厳禁

バイブロ等が直接金具に作用する箇所の使用は禁止です。

ブルマン金具の信頼性

①圧縮試験 C50型(トルクの差)

右グラフの通り黒かわ面の鋼材で締付けトルク値を変更して性能を確認した結果、規定トルク値の300N・mと200N・mでは殆ど違いはなかったが、150N・mでは変位量が増加した。よって200N・mを常に掛けるため300N・mを初期トルクとする。

②圧縮試験 C50型(表面の差)

接合面を右グラフの通り追加して、締付けトルク値能を確認した結果、埃面と油面では性能が低下した。

③振動(疲労)試験

H型鋼にC50型を使用してアングルを材を接合し、その上端68.6KN、5Hzのくり返し荷重を加えました。
くり返し数約260万回で変位量2.13㎜、ボルトの緩みもなく、その信頼性が十分に実証されてます。(片側ボルト締め300N・m)

07.整備基準

厚生労働大臣が定める規格と認定基準

ブルマン金具は一般社団法人仮設工業会認定品であり、その管理基準に基づいた整備・管理を行っております。

[第6版]経年仮設機材の管理に関する技術基準と解説の表紙
❶返却時状況
❷ショットブラスト
❸ボルト回転確認・注油
❹防錆処理

08.種類

まずはお気軽にご相談ください。